格闘技

階級

ヘビー級:102.2 KG 〜 120.2 KG
ライトヘビー級:93.1 KG 〜 102.1 KG
ミドル級:84.0 KG 〜 93.0 KG
ウエルター級:77.2 KG 〜 83.9 KG
ライト級:70.4 KG 〜 77.1 KG
フェザー級:65.9 KG 〜 70.3 KG
バンタム級:61.3 KG 〜 65.8 KG
フライ級:56.8 KG 〜 61.2 KG
ストロー級:52.3 KG 〜 56.7 KG
アトム級:47.7 KG 〜 52.2 KG

ONEチャンピオンシップのハイドレーションテストと計量

ONEチャンピオンシップの階級設定は世界の他の格闘技団体とは異なります。ONEは業界で率先していわゆる「水抜き」減量を禁止し、代わりに試合前に選手の身体の水分量や体調、健康状態を守る革新的なシステムを導入しました。

この計量方法は、医療サービス担当副社長ウォーレン·ワン博士や主席医療顧問のジェームズ·オカモト博士、競技担当上級副社長のマット·ヒュームや副社長のリッチ·フランクリンら、ONEの医療·競技担当チームによる徹底した議論と提言を通じて定められたものです。

ONEのハイドレーションテストと計量の実施方法は?
  • 全選手は大会の24~48時間前に計量とハイドレーションテストの両方を受ける
  • ハイドレーションテストでは、尿比重が検査される。全選手は医療技術者の監督の下で尿検体を提出する
  • ONEの医師は尿比重屈折計を使い、選手の体水分状態が基準内(尿比重1.0250以下)かどうかを確認する
  • 選手の体重は、規定階級もしくはキャッチウェイトの制限内でなければならない。選手がハイドレーションテストを通過した場合、直後に計量を受けなければならない。ハイドレーションテストを通過できない場合、ハイドレーションテストを通過するまで正式な計量は受けられない
  • 選手がハイドレーションテストと計量を通過した場合、規定階級での試合出場が許可される。ハイドレーションテストを通過したものの計量を通過できなかった場合、計量のために割り当てられた規定時間内でやり直すことができる。ただし、選手はハイドレーションテストと計量のために割り当てられた規定時間内で行ういかなるやり直しにおいても、ハイドレーションテストと計量を通過しなければならない
  • 割り当てられた3時間の規定時間内にハイドレーションテストおよび計量を通過できない場合、その時間外に尿検体を提出し、その後計量ができる。これ以降、体水分状態が適切な状態で選手と対戦相手の双方の体重差が105%以内であれば、キャッチウェイトの交渉が可能になる。キャッチウェイトが合意に至った場合、選手はファイトマネーの一定割合を対戦相手に譲り渡す

グローバル総合格闘技ルール

ONEチャンピオンシップは、アジアとそれ以外の地域の総合格闘技の最良の慣行を組み合わせたグローバル総合格闘技ルールを採用しています。試合時、全選手は4オンスの総合格闘技用グローブを着用します。

試合時間

試合時間は1ラウンド5分の3ラウンド制とし、ラウンド間のインターバルは1分とする。世界タイトルマッチにおいては、1ラウンド5分の5ラウンド制とし、ラウンド間のインターバルは1分とする。

勝敗

以下のいずれかの方法で勝利が決定する。

  • ノックアウト
  • レフェリー/医師によるストップ、またはセコンドの試合放棄の意思表示による、テクニカルノックアウト
  • サブミッション
  • レフェリー/医師によるストップ、またはセコンドの試合放棄の意思表示による、テクニカルサブミッション
  • ジャッジによる判定
  • テクニカル判定
  • 選手が口頭で試合放棄の意思表示をした場合
  • 失格
判定

全ラウンドが終了した時点で勝敗が決しない場合は、ジャッジによる判定となる。3人のジャッジがラウンドごとではなく、試合全体を採点する。ジャッジは重要度の高い順にONEの判定基準を用いて、試合の勝敗を決める。

ONEの判定基準
  • ニアノックアウト/ニアサブミッション
  • ダメージ(内的ダメージ、蓄積ダメージ、表面的ダメージ)
  • 打撃のコンビネーションとケージ/リングにおける試合運び(グラウンド・コントロールとポジショニングの優位性)
  • テイクダウンまたは、テイクダウン・ディフェンス
  • 積極性

グローバル・ムエタイ・ルール

ONEチャンピオンシップは、グローバル・ムエタイ・ルールを採用しています。試合時、全選手は4オンスの総合格闘技用グローブを着用します。

試合時間

試合時間は1ラウンド3分の3ラウンド制とし、ラウンド間のインターバルは1分とする。世界タイトルマッチにおいては、1ラウンド3分の5ラウンド制とし、ラウンド間のインターバルは1分とする。

勝敗

以下のいずれかの方法で勝利が決定する。

  • 拳、足、膝、肘、または有効な投げによるノックアウト
  • レフェリー/医師によるストップ、またはセコンドの試合放棄の意思表示による、テクニカルノックアウト
  • 1ラウンドあたり3度、もしくは試合あたり4度ダウンを奪われたことによる、テクニカルノックアウト
  • 選手が口頭で試合放棄の意思表示をした場合
  • ジャッジによる判定
  • テクニカル判定
  • 失格
判定

全ラウンドが終了した時点で勝敗が決しない場合は、ジャッジによる判定となる。3人のジャッジが「10ポイントマストシステム」を用いてラウンドごとに採点し、ジャッジによる多数決で勝敗を決定する。ポイントが同点となった場合、ONEの判定基準を用いて、試合の勝敗を決める。

ONEの判定基準
  • ノックダウン
  • ダメージ(内的ダメージ、蓄積ダメージ、表面的ダメージ)
  • 正確な打撃の数
  • 積極性と、ケージ/リングでの試合運び(ポジショニングの優位性)

グローバル・キックボクシング・ルール

ONEチャンピオンシップは、グローバル・キックボクシング・ルールを採用しています。

試合時、選手はバンタム級以下の階級では8オンスのボクシング用グローブを、フェザー級以上の階級では10オンスのボクシング用グローブを着用します。

試合時間

試合時間は1ラウンド3分の3ラウンド制とし、ラウンド間のインターバルは1分とする。世界タイトルマッチにおいては、1ラウンド3分の5ラウンド制とし、ラウンド間のインターバルは1分とする。

勝敗

以下のいずれかの方法で勝利が決定する。

  • 拳、足、膝によるノックアウト
  • レフェリー/医師によるストップ、またはセコンドの試合放棄の意思表示による、テクニカルノックアウト
  • 1ラウンドあたり3度、もしくは試合あたり4度ダウンを奪われたことによる、テクニカルノックアウト
  • 選手が口頭で試合放棄の意思表示をした場合
  • ジャッジによる判定
  • テクニカル判定
  • 失格
判定

全ラウンドが終了した時点で勝敗が決しない場合は、ジャッジによる判定となる。3人のジャッジが「10ポイントマストシステム」を用いてラウンドごとに採点し、ジャッジによる多数決で勝敗を決定する。ポイントが同点となった場合、ONEの判定基準を用いて、試合の勝敗を決める。

ONEの判定基準
  • ノックダウン
  • ダメージ(内的ダメージ、蓄積ダメージ、表面的ダメージ)
  • 正確な打撃の数
  • 積極性と、ケージ/リングでの試合運び(ポジショニングの優位性)

グローバル・サブミッション・グラップリング・ルール

ONEチャンピオンシップは、グローバル・サブミッション・グラップリングのルールを採用しています

試合時間

世界タイトルマッチも含め、全試合とも10分1ラウンド制

勝敗

以下のいずれかの方法で勝利が決定する。

  • サブミッション
  • バーバルタップアウト
  • 差し迫った危険を理由としたレフェリーストップ
  • セコンドによる試合放棄の意思表示
  • ジャッジによる判定
判定

全ラウンドが終了した時点で勝敗が決しない場合は、ジャッジによる判定となる。3人のジャッジがキャッチ、または有効なサブミッションを試みた回数を基に採点を行う。ジャッジは、キャッチの回数が多い選手を勝利とする。キャッチの回数が同数の場合、最後のキャッチを得た選手が勝つ。キャッチがなければ、ジャッジはより積極性を見せた選手を勝者とする。

ストーリングを行った選手には、イエローカードが出される。イエローカードをもらった選手は、ラウンド終了までにサブミッションを決めることが勝利する唯一の方法となる。両方の選手にイエローカードを出された場合、前述の判定ルールが適用される。

ONEの判定基準
  • キャッチの回数
  • 積極性